魅力いっぱい!各部署の紹介
看護部には、病棟や外来の他、手術室や透析室や内視鏡室等、診療に大きく関わりのある部署があります。各部署、それぞれ特性・特徴があり、医師や薬剤師等のメディカルスタッフと連携をしながら看護を行っています。
ここでは、病棟と外来を紹介します。あなたも一緒に働いてみませんか?
病棟
NICU・GCU
NICU・GCUは、総合周産期母子医療センターとして認定され新生児部門を担当しています。道南圏を中心に地域の高度新生児治療を担っており、早産低出生体重児・新生児疾患専門の急性期病棟です。
NICU(新生児集中管理室)9床、GCU(新生児治療回復室)18床で、年間180~200名前後の入院を受け入れています。
センターに入院した赤ちゃんは家族と離れてしまいますが、毎日面会することができます。面会時には、赤ちゃんに触れたり、オムツ交換、授乳等を行っており、少しでもご家族に寄り添いながらケアすることに努めています。
新生児集中ケア認定看護師を中心に最新の知識と技術を取り入れ、赤ちゃんとご家族にとって最善の看護を追求しています。
また、赤ちゃんは言葉を発することが出来ないので注意深く観察が必要になってきますが、時折みせる微笑や、しぐさに癒されている毎日です。
東3病棟
東3病棟は、小児三次救急指定を受けており、新生児の発熱や、呼吸不全による人工呼吸器管理が必要な患児、痙攣の重責発作など他院では対応できない、患児が入院しています。そのため、小児看護に必要な、知識・技術が求められます。外科系の看護・障害児の看護・感染症患児の看護・育児支援が必要な母親への看護・虐待を疑われる児への看護等、多岐に渡ります。当病棟では、高度な看護を提供するために、小児科医師や助産師などに依頼をし、定期的な勉強会を行い、スタッフ個人のスキルアップができる体制を整えております。
日々の看護は、病棟目標に掲げているように接遇には気を付け、患児のケアはもとより、家族の訴えにも耳を傾け育児支援を行い、一日も早い回復ができるよう、看護の提供を心かけております。
入院期間が長くなることで、単調な入院生活が少しでも潤いのあるものになるよう、季節の行事(お雛様・こどもの日・七夕・クリスマス等)には、看護師が、紐くじ・手作りカード・着ぐるみを着て患児にプレゼントを渡す等、子供たちが楽しめるように企画しております。
東3病棟の看護師は全員子供が大好きです。子供が少しでも、笑顔で入院生活を送れるよう一緒に小児看護をしていきましょう。
人工関節センター
当センターは、上肢、下肢、脊椎、外傷と整形外科疾患全般の患者様が入院されてる病棟です。
周術期の看護、即入院の対応などがあり、看護過程の展開が早く大変なところもありますが、患者様の回復していく姿が目に見えて分かるので、やりがいを感じています。
医師からの疾患についての勉強会や、看護師主催による勉強会を毎月開催し、知識・技術の向上を図り、看護のスキルアップを行っています。
研究にも積極的に取り組み、全国各地で発表を行っています。研究発表は大変ですが、発表後は充実感があり、何よりも全国各地の観光やご当地グルメの食べ歩きが魅力です。
また、仕事だけではなく、夏はバーベキュー、冬は泊りがけの新年会を開催し、医師やスタッフ同士の交流を図っています。
年齢、職種を超えたチームワークの良さが、当病棟の自慢の一つです。
東5病棟
東5病棟では形成外科、脳神経外科、皮膚科、歯科口腔外科の混合病棟です。
主な疾患として、形成外科では皮膚潰瘍や熱傷・重症褥瘡。脳神経外科では脳梗塞やクモ膜下出血・脳腫瘍。歯科口腔外科では鎮静下での抜歯や口腔内腫瘍。皮膚科は帯状疱疹・類天疱瘡です。特に形成外科では北海道でも限られた施設でしか行われない皮膚潰瘍の最新治療であるマゴット治療を行っています。
他病院で治療できず、下肢切断しか手段がないと宣告された患者様が、何とか足を残したいと当科へ入院することがあります。そのような患者様は「切断するかも」が常に頭にあり、精神的に不安定です。患者様の思いを傾聴し、寄り添い、精神的にサポートすることで、本来の明るさを取り戻し、治療にも前向きになり、切断せずに退院することができた患者様もいました。
また声かけに反応のなかった患者様がある日突然声掛けに開眼し、返事をしたときにはスタッフ皆でベッドサイドへ駆け寄り、何度も声掛けを繰り返し、家族と喜んだこともあります。
なかなか1日では喜びを実感できませんが、一つ一つの声掛けや援助などの小さな積み重ねが成果となって表れ、看護の楽しさややりがいを実感できる病棟です。
多くの診療科の入院患者さまに対応するため、専門的な治療に対する勉強会や院内外の研修会に参加し、スキルアップを図り、日々の看護に活かしています。
また患者様への質の高い医療を提供できるよう、医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・栄養士・医療ソーシャルワーカー等多職種と連携し、日々「チーム医療」を行っています。患者様の回復のために、私達看護師はどのような援助をするべきか常に考え、患者・家族に寄り添う看護を心がけ、行っています。
周産期センター
周産期センターは道南唯一の総合周産期センターであり、24時間救急搬送を受けいれ、ハイリスク妊産婦の対応をしています。年間分娩件数は700件前後です。入院中はもちろんのこと退院後も当院で分娩された方には、助産師外来(ベビーリーフ)で授乳支援や育児相談を行っています(ベビーリーフは5年以上の助産師が担当します)。母親学級は1年目の助産師も担当しています。
その他、(田園風景を横目にドライブしながら・・・)道南の市町村にも出かけ、中高生を対象として性教育の授業を行っています。
病棟内での勉強会も定期に行っており、院内外への研修にも積極的に参加し、知識の共有とスキルアップを図っています。
研究へも懸命に取り組んでおり、毎年、母乳育児シンポジウムでの発表の他、母性看護学会等でも発表を行っています。(全国あちこち、発表を兼ねて観光にも行けます。)
ワークライフバランスを重視し、SRC(産婆ランナーズクラブ)を結成し、マラソン大会にも参加したり、太極拳やヨガ・山登り・クッキングに通っているスタッフもいます。その他多彩な才能を持つスタッフがたくさんいます。
病棟で大切にしていることは「優しさ」であり、患者様にはもちろんのこと、スタッフ間でもお互いを思いやる優しさを心がけています。
師長として大切にしていることは、スタッフを大事にすること!!
スタッフを大事にすることで、スタッフが患者様に寄り添い、より良い看護を提供できると考えています。
南3病棟
南3病棟は循環器内科と心臓血管外科の混合病棟です。
心臓カテーテル検査・治療やペースメーカー植え込み、心不全、冠動脈バイパス術後や弁置換術後などの患者様の看護を行っています。
心臓という特殊で重症度の高い部位を専門とする病棟ですが、新人看護師からベテラン看護師までが勤務していて、フレッシュさと落ち着きが程よくブレンドされています。年代に関わらず、明るくたくさんのことをみんなでよく話しています。廊下からは患者さんと話している看護師の笑い声や医師のにぎやかな声もあり、病棟全体が明るい雰囲気です。
私たちは、とびきりの笑顔と優しさ診療チームワークの良さで看護をおこなっています。
『優しいスタッフと楽しみながら看護をしたい』方はぜひ南3病棟へいらしてください!
南4病棟
当病棟は、主に消化器や肺・乳腺疾患の治療・看護を行う外科病棟です。
外科は忙しくて、重症の患者様が多いイメージがあると思いますが、重症の患者様が元気になって、長い絶食からお食事もとれるようになった時のスタッフの喜びは、「やっとここまで来ましたね!」と自分のことのようにうれしい瞬間です。更に退院の日には日勤者みんなでエレベータまでお見送り・・・患者様の感激の涙にスタッフもホロリとする場面も少なくありません。
乳腺疾患では抗癌剤療法、手術等治療期間が長くなることから、プライベートの相談を受けたりすることもあります。
しかし残念ながら病状悪化し、終末期看護に移行するケース(おもに乳癌が多いです)は、緩和看護も行っています。中でも思い出に残っているのは、予後がわるく結婚間近の娘様を持つ患者様に内緒で、花嫁衣裳に着がえて驚かせたこともありました。
また、ストーマ(人工肛門)を造設された患者様にとっては、ボディイメージの変化の受け入れに時間がかかったり、家族の協力体制は様々な中、退院後の生活で混乱しないよう、皮膚排泄ケア認定看護師とカンファレンスを持ちケアにあたっています。
患者様の喜びは私たち看護師の喜びでもあり、日々患者様と向き合っております。
脊椎センター
脊椎センターでは、4名の脊椎外科専門指導医が脊椎の疾患の診察をしています。年間500例の手術をしており全国でもトップレベルの症例数です。ほかの医療機関での治療が難しい患者様も多く入院されています。例えば、せぼねが「く」の字に変形し正面を向いて歩けない患者様に対して行う「脊椎後彎矯正術」等珍しい治療を経験することが出来ます。痛みや不安をかかえて入院してきた患者様が手術をして元気に退院していくために、スタッフ一同看護に磨きをかけています。
20歳~50歳代まで各年齢層のスタッフがおりママさんナースも多いですが、スタッフは優しく協力的で働きやすく、活気のある職場です。夏には近郊のキャンプ場へ家族ぐるみで行ったり、忘年会では余興に励んだりと楽しいことが大好きで仕事以外にも一生懸命取り組んでいます。
毎月勉強会を開催しており、スキルアップのため積極的に院外の勉強会へ参加しているスタッフも多くいます。
新人看護師の指導はサポーター・プリセプターを中心に、中途採用者や勤務交代者は副看護師長・主任看護師が中心となり病棟全体で行っており、共に成長出来るよう明るい雰囲気で行っています。
南6病棟
函館山まで延びているかのような一直線の電車道路。その先にある四季折々の表情を見せてくれる函館山。
晴れた日には函館山と津軽海峡を真正面に臨む事が出来るのが南6病棟です。
南6病棟は内科、腫瘍内科、婦人科の混合病棟です。
内科・消化器内科は糖尿病、肺炎、胆石、肝硬変などを始め様々な疾患を対象としています。
また、手術に向けての諸検査や化学療法、ターミナルの患者様の看護も行っています。高齢者の誤嚥性肺炎も増加しており、経口からの栄養管理を目指し、言語聴覚士による嚥下評価や訓練も積極的に行っています。
糖尿病の患者様には、栄養指導や薬物療法、患者の退院後の生活に合わせたセルフケアについて、医師を始め看護師、薬剤師、管理栄養士等の多職種で糖尿病カンファレンスも行っています。
当病棟で勤務する看護師は内科・消化器内科患者の看護のジェネラリストになれます。
南6病棟では定期的に旅行や病棟宴会を開催し、職場同士の交流を図っていますが、毎年の一大イベントとしては病院の忘年会で医師、看護師、薬剤師等で行う余興をスタッフ一同で楽しんでいます。これが病棟スタッフの笑顔とチームワークの良さに繋がっているのではないかと思っています。
中4病棟
消化器内科と耳鼻咽喉科の混合病棟で、科別に固定チームナーシングを行いそれぞれの専門性を発揮しています。
業務整理を実施し、チーム協力体制のもと残業は30分以下と少ないのが自慢です。勤務希望は100%調整します。もちろんスタッフ同士の気づかいがあって成り立つのですが、私生活はかなり充実しているようです。
私生活だけではありません。仕事も頑張っています。研修会に参加した後は積極的に伝達報告会をしたり、定期的な勉強会の企画・実施は役割分担しながら行います。そのあとの居酒屋交流会?は特に好評です。
急性期病院で入退院も激しく、緊急時の処置や検査に追われることもありますが、新人看護師に「一人では不安」という思いをさせないように、二人体制を取り入れています。患者様のために、みんなが生き生きと働ける職場を今後も目指します。
中5病棟
中5病棟は整形外科、泌尿器科の混合病棟です。
患者様は外来から手術の予約をして入院される方と、急な痛みや外傷により安静や手術のために緊急入院される患者様がいらっしゃいます。患者様は入院や手術、また退院後の生活に不安を抱えているため、看護スタッフだけでなく医師・リハビリスタッフ・医療相談員と情報交換しながら、安心して入院生活が送れるように援助をしています。
手術を終え、リハビリテーションをしながら機能回復して自宅へ退院していく患者様に対して身体的・精神的な支えになるためや、患者様に安全と安心を提供できるような看護を目指して頑張っています。
師長を初め、看護師は皆明るく、病棟はいつも活気にあふれています。新人看護師も仕事を憶えいきいきと楽しく働いています。患者様中心の看護を提供できるようにスタッフ一同日々努力をしています。
ICU
膵・胆・肝等の一般外科、開頭術や脊椎前方固定術等、侵襲の大きい術後患者様を対象とした集中治療部門で、年間で延べ約2,400名(月間約200名)の患者様が入室しました。
手術という大きな問題にぶつかった患者様が、一日でも早く心身の健康を取り戻していただけるよう、医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士等のメディカルスタッフが一丸となりチーム医療に取り組んでいます。
ICUでは、全身状態の改善のため早期離床を進めており、開心術後でも一日目には歩行が可能です。
食事が可能な状態になったら、速やかに患者様に適した食事を提供したり、夜間や退室前短い時間でも患者様が爽快感を得られるよう保清の援助を行う等、日常の生活を尊重したケアを行っています。
また、患者様だけでなく、ご家族への援助として、個別性に合わせた面会の方法を取ったり、心身両面の負担が軽減できるよう配慮しています。
スタッフは専門的な知識やスキルを習得するために、重症看護の研修会に参加したり、集中治療学会に発表する等自己研鑽を重ねています。
また、日々のケアについて先輩から細やかな指導を受けながら、段階的にステップアップしていけるよう教育体制を整えています。
手術室
当手術室は、外科・整形外科・形成外科・脳神経外科・心臓血管外科・泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科口腔外科 など10科以上の手術に携わり、女性・男性看護師共に活躍できる職場です。
高度で多種多様な手術看護は、日々の生活に達成感や充実感のスパイスを与えてくれます。
あのマンガで呼んだ、あのドラマや映画で観た世界をリアルな緊張感の中で体験し、看護師として、一社会人として成長することができます。
手術室看護師の一員になって、チーム医療の最先端で患者様の健康と安全を一緒に守っていきましょう!!
外来
救急外来を含む20の診療科を看護師・ナースアシスタント・医師クラークの協力体制のもと、一日約800人の患者様の対応をしているのが外来です。
外来通院患者様が日々の治療や検査が円滑に受けられるよう知識と技術の向上に努力し、患者様の支援を実践しています。
限られた診療時間の中で看護支援を行う外来スタッフのモットーは「空気が読める」「苦情処理が上手」の2点です。
患者様の気持ちを察し寄り添い、苦情になる前に的確に処理できる力を必要としています。
1:コミュニケーション能力
2:調整能力
3:アセスメント能力
4:トリアージ能力
この4つの能力を高められるよう努力を重ねています。