急性期病院としての役割
急性期病院としての役割
安全で効率の良いチーム医療
急性期医療とは、緊急もしくは重篤な患者さまを中心に、入院・検査・手術などの高度で専門的な治療を行う医療のことです。
当院は開設以来、一貫して急性期医療を中心に地域に根ざした医療に取り組んで参りました。急性期型病院としての役割を果たすべく、安全で効率の良い「チーム医療」の実践のため、医療機器や施設の整備などに取り組んでおります。年間の手術件数は約5,000件と、重症患者さまの治療を積極的に行い、最先端機器を備えたICUでは重症患者さまのケアを24時間体制で行います。
また、地域の救急医療の充実を図るために中長期的なビジョンで救急医療プロジェクトを推進しております。
チーム医療
チーム医療
医療の高度化により診断技術や治療の多様化が進み、医療の専門分化が明確になってきております。その為、患者さまのケアは医師だけではなく、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士などの関係する専門医療職が集まり”チーム”として治療に関わります。他職種が治療に関する情報提供を行い、治療方針を共有することが安全で質の高い医療実践に必要不可欠です。また、患者様の経済的負担や療養環境への相談に応じる医療ソーシャルワーカーもチームの一員としてカンファレンスなどに参加します。
医療従事者の負担軽減及び処遇の改善に関する取り組み
1.勤務医の負担軽減及び処遇改善について
- 地域医療機関とのさらなる連携強化
- 業務・会議等の効率化
- 勤務に応じた柔軟な体制の構築
- チーム医療のさらなる推進
- 医師事務作業補助者とのさらなる協働
2.看護職員の負担軽減及び処遇改善について
- ワークライフバランスに合わせた2交代勤務・3交代勤務の導入
- 業務多忙になる時間帯の早出・遅出体制の導入
- 育児短時間制度による勤務体制の導入
- 重症度・医療体制・看護必要度に応じた柔軟な看護師配置
- 入退院支援業務の拡大
- チーム医療のさらなる推進
- 早出・遅出 看護補助者の採用
3.その他(他職種共通)
- 有給休暇取得促進
- ワークライフバランスの推進
- 全職種対象とした院内保育室の実施(夜間保育の実施)
- 妊娠・育児・介護に関する休暇取得促進
総合周産期母子医療センター
がん診療への取り組み
北海道がん診療連携指定病院 ・ 小児がん連携病院(類型3)
函館中央病院は平成26年4月1日付で、北海道が指定する「北海道がん診療連携指定病院」として道南圏では初めて北海道知事の指定を受けました。
また、令和元年11月1日付で北海道地域小児がん医療提供体制協議会より「小児がん連携病院(類型3)」の指定を受けました。これは小児がん拠点病院である北海道大学病院と連携し、小児がん患者等の長期の診療体制強化のための連携病院として指定されたものです。
これからも近隣の「地域がん診療連携拠点病院」や「小児がん拠点病院」と連携し、質の高いがん診療を提供してまいります。
がん診療連携指定病院とは
国や各自治体では広く平等に標準的ながん医療サービスを受ける事ができるよう、国の指針に基づいて、「地域がん診療連携拠点病院」の整備を進めています。しかしながら拠点病院が都市部に集中し、拠点病院のない第二次医療圏が存在するなど、既整備圏域を含め、在宅におけるがん医療や緩和ケア、相談支援など一層の充実を図るため、北海道独自の要件により、指定されたのが「北海道がん診療連携指定病院」です。
がん患者さんへのサポート
がん相談支援センター
がん患者さんのあらゆる不安や心配ごとに真摯に向き合い、サポートするために「がん相談支援センター」を開設しています。
医療ソーシャルワーカーと緩和ケア認定看護師が患者さんやご家族ひとりひとりのお話を聴かせていただき、一緒に考え、必要に応じて様々な職種の専門スタッフから構成される『緩和ケアチーム』と協働しながら、その人らしく生活するお手伝いをさせていただきます。仕事と病気の両立支援についても対応しております。お気軽にお立ち寄り下さい。
また、「がん相談支援センター」向かいに「がん情報コーナー」を設置しています。がんに関する書物やケア帽子・ウィッグのサンプルを置いておりますので、お気軽にお立ち寄り下さい。
中央棟1階 総合医療支援センター内 0138-52-1231(代)
がんサロン「ほっと」
がん患者さん同士が語り合い、励まし合い、「ほっと」一息つける場を提供したいと考え、がんサロン「ほっと」を開設しています。毎月第3金曜日14:00から2時間程度開催していますので参加希望やお問い合わせにつきましては、上記がん相談支援センターまでお願いいたします。
※初回参加希望の方は事前のお申し込みが必要です。お申し込みは上記がん相談支援センターまでお問い合わせ下さい。
原則、毎月 第三金曜日 開催。詳しくは がん相談支援センター へお問い合わせください。
YOGA for Cancer
がん経験者によるがん患者さんのためのヨガ教室です。講師は、自身もがん経験者で札幌を中心にがん患者さんのためのヨガ教室を開催し、ご活躍中の「清水八恵(しみずやえ)」先生です。この度ご縁があって、道南で初めての「がん患者さんのためのヨガ教室」を当院で定期的に開催していただけることとなりました。「笑顔」と「呼吸」を第一にイスに座ったまま、身体に無理なく行えるヨガ教室です。毎月第1金曜日14:00から1時間程度の内容となっています。参加希望やお問合せにつきましては、上記がん相談支援センターまでお願いいたします。
※参加には事前のお申し込み、入院中の方は主治医の許可が必要となります。
原則、毎月 第一金曜日 開催。詳しくは がん相談支援センター へお問い合わせください。
セカンドオピニオン
セカンドオピニオンは、患者様が現在受けている他医療機関の診断や治療方法について、提示された診療情報に基づき、当院の担当医師が意見を述べ、今後の治療の参考としていただくことを目的としています。セカンドオピニオンとして、当院で新たな検査や治療を行うことは致しません。
お問合せ等は、総合医療支援センター 担当・田中、鍵谷まで
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