泌尿器科
泌尿器科

当科は北海道大学泌尿器科の関連施設であり、3名の医師(うち1名が腹腔鏡技術認定医)が日々の診療を担当し、月2回北海道大学からの出張診療があります。年間手術件数は約300件です。

得意・専門とする分野

 尿路性器癌

極力低侵襲な治療法やQOLの高い治療法を行うことを原則にしています。具体的には、鏡視下手術(腎がん、尿管がん)、小径腎がんに対する鏡視下腎部分切除術、膀胱全摘出後の尿路変更として回腸利用代用膀胱の作成などです。 前立腺がんではMRI検査を用いて診断の向上も図っております。前立腺がん根治手術は拡大手術も行い可能な限り手術療法をするように取り組んでおります。 進行性腎がんに対しては分子標的薬を用い、その後手術をするなど集学的治療にて長期生存を目指しています。ホルモン抵抗性となった進行性前立腺がんに対しては、従来のドセタキセルに加え、カバジスキセル、新規抗アンドロゲン剤による治療を積極的に行っております。

 副腎疾患

原発性アルドステロン症、Cushing症候群、褐色細胞腫などの副腎腫瘍に対し、精査診断の上、腹腔鏡手術を中心に行っております。

 小児泌尿器科疾患

停留精巣、陰のう水腫といった比較的よくみられる疾患を中心として外科的治療を行っております。先天性泌尿器科疾患(膀胱尿管逆流症、水腎症など)も診断、治療を行っています。尿道下裂などの集学的治療が必要な場合は、大学と連携して診断治療を行っています。

 神経因性膀胱・尿失禁(膀胱瘤を含む)

排尿生理学に基づいて排尿障害の診断治療を行っています。また、女性の腹圧性尿失禁や膀胱瘤に対しても外科的治療を中心に治療しています。骨盤臓器脱に対しては、従来法より再発の少ないメッシュ手術(TTM)を行っております。道南では当院のみで行っている手術方法です。

 間質性膀胱炎

昼夜問わない頻尿や蓄尿痛を主訴とする特殊な膀胱炎である間質性膀胱炎に対し、膀胱水圧拡張術を保険適応できる施設に認定されています。原因不明で難治性疾患ですが、ガイドラインに沿ってエビデンスに基づいた治療(生活指導、内服療法、膀胱内注入療法)を行っております。

 前立腺肥大症

薬物療法を中心として行い、症状の改善が得られない症状には再発率が低く、出血量の少ない経尿道的前立腺核出術(TUEB)を行っています。道南では当院のみで行っている手術方法です。

 腎不全

腎代替療法として、血液透析、腹膜透析を行っています。腹膜透析チューブ留置術、ブラットアクセス(内シャント、人工血管)は当科で作成しており、他院透析施設と連携しています。

臨床研修における特徴

泌尿器科の疾患は腎臓・膀胱・前立腺・尿道など主に「尿路」といわれる組織や臓器です。しかし病態別に分けると、「先天異常」・「炎症」・「腫瘍」・「外傷」・「変性疾患」・「代謝異常」などほぼすべてが網羅されており日常診療の守備範囲は広大です。
研修で泌尿器科を選択された先生方には、日常診療で経験する頻度の高い疾患を中心に、診断と治療の基本をマスターできるように指導する予定です。また将来泌尿器科を考えている先生方には泌尿器科疾患の知識を深めてもらえるように外来、検査、手術などを経験して頂く予定です。
尿管結石は生涯で20人に1人はかかる病気と言われています。非常によく見かける病気ですが、画像診断、疼痛への対応、治療の必要の可否、敗血症に進展する危険な尿管結石の見分け方など診断、治療は案外と難しいものです。当科研修終了後には救急外来での鑑別診断が容易になるレベルに到達することが可能です。
「おしっこが出にくい」・「おしっこがちかい」・「おしっこがもれる」などの排尿障害は、将来どの科に進むにせよ、患者さんから訴えられる頻度が高い症状です。排尿障害に対して正確な初期対応ができればよいと思いませんか?排尿障害を改善する薬は抗コリン剤、αブロッカーなどいろいろありますが、使用法によっては逆効果となるものもあります。泌尿器科研修中にはこうした治療薬の使用方法について習得しますので、初期対応が自信を持ってできるようになります。
また腎不全に対しては、PD(腹膜透析)、HD(血液透析)、腎移植などの知識と技術を習得することも可能です。腎機能障害、腎不全の患者さんにおける水分、溶質の管理や栄養管理の考え方は研修医が身につける知識としては必須と考えられます。研修中は腎機能障害をもつ患者さんの透析導入の方法、維持透析の実際、腎機能障害の患者さんへの基本的な対応などを勉強することができます。
このほか小児の尿路性器先天疾患や女性の尿失禁などに関しても知識と経験を積むことが可能です。このように当院の泌尿器科研修で習得できる内容は、今後、泌尿器科以外の科に進む場合においても非常に役に立つことと思いますので、是非函館中央病院泌尿器科での研修lifeを送りましょう。
(泌尿器科 秋野医長)

外来診療表

時間帯 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
午前 9:00-11:30
※月曜日(9:00~10:30)
一般外来
(交替制)
手術
菊地
小野(敦)
手術 小野(武)
小野(敦)
小野(武)
菊地
一般外来
(予約・紹介のみ)
午後 2:00-4:00 手術 内視鏡/検査 手術 内視鏡/検査 手術

お知らせ

※月曜日は午前の受付時間が、9:00~10:30までとなります。

外来休診情報

小野武紀 医師
12月7日(木)不在です。

医師紹介

小野 武紀(おの たけのり)
泌尿器科科長

弘前大学医学部 平成10年卒業

専門分野

泌尿器科一般・泌尿器科腹腔鏡手術

主な経歴

平成10年5月 北海道大学病院
平成11年 旭川厚生病院
平成12年 市立旭川病院
平成13年 名寄市立総合病院
平成14年 市立釧路総合病院
平成15年 函館中央病院
平成16年 市立小樽病院
平成17年 北海道大学病院
平成20年 KKR札幌医療センター
平成21年3月 北海道大学大学院医学研究科 高次診断治療学専攻博士課程修了
平成21年4月 釧路労災病院

指導医・認定医・専門医

日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医

ひとこと

小野 敦彦(おの あつひこ)
泌尿器科医員

秋田大学医学部

専門分野

泌尿器科

主な経歴

指導医・認定医・専門医

ひとこと

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