皮膚科
皮膚科

平成26年1月から皮膚科医が1人増員となり、現在は3人で診療を行っています。午後の外来も開設し、より多くの患者様の診療に携われるように体制を整えつつあります。
当科の特色としては、1)道南では数少ない皮膚科の入院ベッドがある、2)日本皮膚科学会の認定する専門医研修施設として認定されている、3)道南で唯一尋常性乾癬・関節症性乾癬に対する生物学的製剤の使用を認可されている、4)北海道大学病院皮膚科の関連施設でもある、といった点があげられます。
道南の皮膚科診療の拠点としてますます頑張っていきたいと考えています。

診療の内容

 外来診療

 当科では、湿疹や水虫、ウイルスのいぼといったありふれた皮膚のトラブルにはもちろん対応できますが、加えて、以下のような特殊な検査・治療を受けることができます。

 特殊な検査

ダーモスコピー

ほくろやあざなどを特殊な虫めがねのようなもので観察して所見をとります。わかりやすいものであれば切って調べなくても良性か悪性かわかることがあります(下図参照)。

アレルギーの検査

 採血検査に加えて、小麦などの食物アレルギーを調べるプリックテストや、金属アレルギーなどを調べるパッチテストを行っています。

皮膚生検

 典型的ではない難しい発疹の診断を行うため、局所麻酔をして実際の皮膚を少しだけ切って顕微鏡で所見を確認することがあります。20-30分で終わる検査で、火・木の午後に皮膚科外来で行っています。

 ダーモスコピーによる所見の例

 特殊な治療

紫外線療法

 乾癬や白斑、頑固な湿疹(痒疹)に対して行っています。一度に全身に照射することが可能な大型の機械を設置しており、ナローバンドUVBとPUVAを行うことが可能です。

乾癬に対する生物学的製剤

 外用剤だけでは治療が困難な重症の乾癬の患者さんや、関節症を合併した乾癬の患者さんに投与を行っています(保険診療)。当院では3種類の薬剤を投与可能ですが、期待される治療効果や副作用、費用などを患者さんと相談して投与を行うかどうか決めています。

円形脱毛症に対する局所免疫療法

 発毛のない部位にわざとかぶれを起こして毛根を刺激する治療を行っています。道南では限られた施設でしか受けることができません。

エピネフリン注射の処方

 一度スズメバチに刺されて強い症状がでた患者さんや、今後スズメバチに刺さされる可能性が高い患者さんに、緊急時に使用する注射の薬剤を処方しています。食物のアレルギーなど、ほかのアレルギーであっても必要であれば処方を行います。

 入院診療

帯状疱疹丹毒・蜂か織炎といった感染症は、状態によっては入院して治療を行うことが望ましい場合があります。いずれも重症化する前に早めに手を打つことが重要です。水疱症薬疹といった特殊な病気も、程度によっては入院での治療が必要となります。緊急性のないものとして、アトピー性皮膚炎尋常性乾癬といった慢性的な皮膚の病気も、入院して治療をすることで短期間に状態を改善させることができます(ただし、退院後にも治療をしっかり継続することが大事です)。アレルギーの検査入院なども、必要・要望に応じて対応することがありますので、ご相談下さい。なお、緊急度や重症度によっては北海道大学病院へ紹介することがあります。

臨床研修における特徴

道南には大学病院がないため、入院施設も備えた道南の基幹病院である当院・当科には、道南の市町村をはじめ、青森県の津軽海峡付近の地域からも患者さんが診察に訪れます。そのため、外来診療では、様々な重症度の、様々な皮膚疾患を目で見て触れる機会があります。このような機会を通じて、皮膚科のcommon diseaseの診療に精通することができますし、そのうちにuncommonな疾患を見極める眼が養われるようになります。このような経験は、皮膚科を志す若い先生方にとってかけがえのないものになることは間違いありません。また、将来、皮膚科を専門としない先生であっても、一定期間を皮膚科の診療を経験することで、皮膚科の診療のイメージを身につけることができると思います。若い先生方に皮膚科診療の楽しさとやりがいを伝えていきたいと思います。短期間でも構いませんのでどうぞお気軽に研修にいらして下さい。

外来診療表

時間帯 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
午前 9:00-11:30
(予約制)
平田
山口
平田
山口
古屋
山口
平田
山口
平田
山口
休診
午後 2:30-4:00 古屋
(予約のみ)
検査 平田
(予約のみ)
検査 古屋
(予約のみ)

お知らせ

◎火曜日・木曜日の午後は紹介・予約の患者様のみの対応となっています。ご了承ください。(新患は対応いたしません。)
◎土曜日は休診となりますのでご了承ください。

※平成29年8月1日より月曜、金曜 午前古屋⇔午後羽賀が交代となり、
 月曜、金曜 午後 古屋医師<予約のみ>となります。
※平成29年10月1日より午後の診療全て<予約・紹介のみ>となります。

外来休診情報

平田悠 医師
5月23日(水)不在です。

※5月23日(水)午後は休診です。

医師紹介

平田 悠(ひらた ゆう)
皮膚科科長

岩手医科大学医学部 平成20年卒

専門分野

皮膚科

主な経歴

指導医・認定医・専門医

日本皮膚科学会専門医

ひとこと

山口 泰之(やまぐち やすゆき)
皮膚科医長

北海道大学医学部 平成25年卒

専門分野

皮膚科

主な経歴

指導医・認定医・専門医

ひとこと

古屋 和彦 (ふるや かずひこ)
嘱託医

北海道大学医学部 昭和56年卒業

専門分野

皮膚科全般

主な経歴

昭和56年 北海道大学病院 皮膚科
昭和57年 札幌鉄道病院
昭和58年 市立釧路病院
昭和60年 市立札幌病院
平成元年 北海道大学病院 皮膚科助手
平成4年 函館中央病院 皮膚科

指導医・認定医・専門医

日本皮膚科学会専門医

ひとこと

  「皮膚は全身を写す鏡である」。
  すなわち皮膚病は単なる皮膚だけに限局した病変ではありません。内臓疾患と関連して皮膚に様々な特徴ある皮疹が出現してきます。このため皮疹を端緒として背後に潜む疾患を早期に見い出し、早期治療を可能にします。これからも道南の皮膚科専門医として、心ある医療の基に適切な医療を目指したいと思います。

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